2009年03月24日

記事:尾身幸次氏と沖縄利権、西松建設問題

目取真俊のブログより、『週刊文春』3月19日号・『週刊現代』3月28日号の記事部分を転載させていただきます。
詳細は、『海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊』をご覧下さい。

「尾身さんの資金管理団体『幸政会』に対して、〇四年から〇六年の間に、西松のダミー団体から計四百万円が献金されています。さらに疑惑を呼ぶのは、尾身さんが沖縄担当大臣時代に推進した総事業費七百億円とも言われる肝入り事業、沖縄科学技術大学院大学建設で、西松が実際に工事を受注しているからです。さらに、年に四回ほど赤坂プリンスで開かれる尾身氏の朝食会に、西松の役員クラスが出席していました。尾身氏は〇一年~〇二年は沖縄及び北方対策担当大臣、〇六年~〇七年は財務大臣を務めており、職務権限という点からいえば、野党の小沢氏よりよほどグレーだという見方も成り立ちます」(尾身氏の関係者)〉(『週刊文春』3月19日号26~27ページ)。

 尾身氏と沖縄利権、西松建設の問題については、他にもいくつかの週刊誌が書いている。『週刊現代』3月28日号には、〈検察が狙う自民大物は「二階」「森」より「尾身幸次」〉という記事が載っている。同記事でも西松建設のダミーとされる政治団体から「幸政会」に計400万円の「迂回献金」があったことを挙げ、東京地検特捜部にとっては二階氏よりも尾身氏の方がやりやすく「贈収賄に持っていける可能性は十分あるでしょう」という全国紙社会部記者のコメントを載せている。『週刊現代』の記事はこう続けている。 〈尾身氏は、小泉内閣時代に科学技術担当兼沖縄北方担当相を務めた。`01年6月に発表された「沖縄新大学院大学」構想は、尾身氏自らが提唱し、主導的な役割を果たした。
「尾身は建設族でもないのに、なぜ西松が献金するのか。それは尾身が『沖縄利権』を持っているからですよ』(全国紙政治部記者)。『週刊現代』3月28日号(23ページ)。



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Posted by n_n at 08:30 │記事