2008年12月29日

第5回平和ツアー~伊江島篇~報告

第5回平和ツアー~伊江島篇~報告去った12月23日、有志15名による第5回平和ツアー〜伊江島編〜を行いました。
今回はその報告です。

伊江島では、反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家をはじめ、伊江島の戦争遺産、平和ための非暴力による人々の闘いの歴史を、わびあいの里の謝花さんに案内して頂き、多くの学びと交流を行いました。
(詳細は続きをご覧下さい)

今後の平和ツアー予定
・1/25(日)北部戦跡篇:ガイド:岸本喬さん、仲村善幸さん
・2/21(土)基地篇:ガイド:未定(平和ネットワーク)
申し込みは、テント村まで

第5回平和ツアー~伊江島篇~報告①わびあいの里にて謝花さんによるお話、質疑応答、反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家見学・・・ヌチドゥタカラの家は、平和のためには戦争の原因を学ばなければならないという阿波根昌鴻さんの考えを具体化したもの。人間の生命を粗末にした戦争の遺品と平和のためにたたかった人々の足跡を紹介している。
②アハシャガマ・・・戦時中東江前や東江上の住民約20世帯以上、約150人が避難していたが、途中から米軍の掃討隊に追われて逃げてきた防衛隊が合流した。日本軍による強制集団死が行われ、生存者は20人前後しか確認されていない。
③城山
④湧出(ワジー)・・・伊江島の北側の海岸線沿いにある湧き水。戦時中、真水を手に入れる事は難しく、多くの人が水を求めにやってきた。ワジー周辺には自然壕がたくさんあり、真謝の人たちや多くの人たちが避難していた。
⑤団結道場・・・1970年9月に完成し、1980年半ばまで、会議や学習、宿泊の場として使用されていた。建物の側面には米軍への訴えが書かれてある。今では伊江島の土地闘争の歴史を語り継ぐシンボルとして、平和学習で訪れる人が多い。
第5回平和ツアー~伊江島篇~報告⑥公益質屋跡
日帰りの参加者の見送り
⑦ニャーティヤガマ・・・伊江島の南西海岸に位置するこのガマは自然壕であり、中はとても広く壕の入り口は海に面している。戦時中に防空壕として多くの住民が逃げ込んだ。千人以上もの人を収容し多くの命を救ったことから『千人洞(ガマ)』ともよばれている。授け神として崇められている『力石』があり、子宝に恵まれない女性がこれを持ち上げると願いが叶うという言い伝えが残る場所でもある。
⑧アーニーパイル記念碑
⑨わびあいの里にて阿波根さんについてのビデオ鑑賞、謝花さんとの交流会

参加者の感想(一部)
・伊江島には前から行きたいと思っていたのでとても良い機会となった
・現地に行くことの大切さを感じた
・謝花さんの話の内容がとても良かった
・謝花さんの案内付きで、一人で来たとすれば体験できないことだった
・阿波根さんの人となりをかなり知ることができた
・城山の眺めが素晴らしかった
・千人洞の広さや明るさが印象に残った
・15人のツアーでこれまでほとんど話したことのない人とも知り合いになれ、とても良かった
・謝花さんが辺野古の闘いを高く評価してくれていることが印象に残った
以上



同じカテゴリー(記事)の記事

Posted by n_n at 14:06 │記事