2013年06月22日

6.23抗議行動と国際反戦沖縄集会

慰霊の日の日本政府、米国政府への抗議行動と国際反戦沖縄集会

沖縄戦において日本軍司令官が無責任にも、その天皇の為の戦闘を辞めさせないまま勝手に自殺し、日米両軍による沖縄県民の殺戮を継続させたことを覚え、犠牲になった人々を祈念する6月23日。現在も軍事支配に苦しむ沖縄で更なる軍事作戦を展開、基地拡大を強要するために、追悼式に日本国の首相、防衛相、外相、さらには米国からはルース駐日米大使らが大挙来沖参加します。日本政府の沖縄県民を冒涜するこのような暴挙許すことはできません。

1. 抗議行動
 とき:6月23日(日)午前10時半
 ところ:糸満摩文仁公園入り口 http://goo.gl/maps/FUb07
 注意事項:暑いですので、飲み水を持参下さい。


2. 午後1時半より国際反戦沖縄集会が例年通り魂魄の塔横で行われます。ご参加下さい。
 場所はこちら http://goo.gl/maps/lMoXn


以下、平和市民連絡会の「『慰霊の日』・沖縄全戦没者追悼式」を政治利用する安倍政権への抗議声明です。

沖縄の6月は鎮魂の月です。島のいたるところで、慰霊の香華が風に運ばれてきます。68年前、「あらゆる地獄を一つに集めたような戦場だ」とアメリカ従軍記者が書き残した沖縄戦、鉄の暴風が吹き荒れました。戦場が最愛の家族を死に追いやった、人間が人間でなくなった地獄。軍隊は住民を守らない。その惨劇・悲劇を二度と繰り返すまいと、6月23日を「慰霊の日」とし、毎年「沖縄戦没者追悼式」が開催されます。

犠牲者を悼み平和を誓うその追悼式典に、今年、沖縄の民意・「建白書」を踏みにじってオスプレイを強行配備し辺野古新基地建設を押し付けるルース駐日アメリカ大使と日本政府安倍首相、岸田外相、小野寺防衛相らが出席すると報道されています。

これほど大挙して沖縄に押し寄せてくる異様な陣容は、これまでかつてなかったことです。慰霊の日には似つかわしくない軍服の「国防軍」の敬礼を受ける「安保担当閣僚」らが遺族の前に立つことは、「日本軍」によってもたらされた沖縄戦の遺族の苦難の歴史を切り捨てるばかりでなく、犠牲者をも冒涜するものです。沖縄の心=遺族の鎮魂の祈りと平和への希求とは、決して相容れるものではありません。

天皇メッセージを踏襲した「4・28」によって、沖縄は米軍政下に投げ込まれましたが、苦難の始まりを刻印するその屈辱の日を、安倍首相は率先して「主権回復の日」とはしゃぎまわり、「天皇万歳」の音頭を一緒にとったといいます。

菅官房長官は「沖縄の方々に寄り添いながら基地負担の軽減等に取り組んで行くことが安倍政権の基本姿勢だ」と啖呵を切っていますが、これは沖縄に基地の負担と犠牲を今後とも押しつけていくとの表明であります。そして、今回の安倍政権主要閣僚の参列は日本政府の常套手段化している日本国民と沖縄県民を分断するための国民向けのパフォーマンスの一つであり、傲慢そのものです。

参議院選挙の直後にも牙をむいて襲いかかるオスプレイの追加配備と、辺野古埋立のための政治的下心をもって、安倍政権主要閣僚が束になって慰霊の日追悼式典に参列することは、私たち沖縄県民として断じて許すことはできません。

犠牲者を冒涜し、慰霊の日追悼式典を政治的に利用する安倍政権、糾弾!

2013年6月20日
那覇市古島1-14-6教育福祉会館内
沖縄平和市民連絡会
代表世話人: 新崎 盛暉 高里 鈴代 真喜志 好一 松田 寛 内海・宮城 恵美子


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Posted by n_n at 12:51 │おしらせ