2013年03月24日

沖縄防衛局と対峙し、辺野古を埋め立てさせない!知事を支える!いまは!

3月25日月曜日には午前9時から嘉手納の沖縄防衛局の前で抗議の集会がもたれます。いま沖縄を毀し、基地をつくり、戦争を持ち込み、金と強欲と、傲慢に浸かりきった日本を代表するこの出先機関こそが、いま日本でもっとも多くの大量殺戮、破壊兵器を持ち、市民を監視し、訴え、狙っています。私たちが抗議すべき場所はここです。

3月27日(水)の米軍基地関係特別委員会(軍特委)に。沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団が「沖縄防衛局による公有水面埋立て申請を承認しないよう議決すること」の陳情を3月8日付けで提出しています。同じく、沖縄BDの記事「辺野古を守れ!3/27 (水)県議会軍特委傍聴に行きましょう!」もご覧下さい。


以下、沖縄・生物多様性市民ネットワークからの転載です。(元記事

辺野古:埋め立てさせない!知事を支える!キャンペーン

沖縄防衛局と対峙し、辺野古を埋め立てさせない!知事を支える!いまは!  昨日、沖縄防衛局により、公有水面埋め立て申請が強行的に提出されました。これまで出されてきたあらゆる反対の声を無視した行為です。

  わたしたちは、この行為を強く抗議し、「埋め立て申請」の手続きの枠組みの中で、埋め立てさせないキャンペーンを行いたいと思います。

 知事に申請はNO!といわせるには強力な支えが必要です。埋め立てNO!、基地建設NO!という強力な世論を作っていくために、あらゆる回路を使っていきたいと思います。その1つの手段として、3つの回路で意見を書いて沖縄県に出すというキャンペーンを開始します。

 
今後の手続きはこのようになっています。(琉球新報2013. 3.23)

沖縄防衛局と対峙し、辺野古を埋め立てさせない!知事を支える!いまは!



− 今、私たちが考えているのは以下の3つのキャンペーンです。−

1. 申請書の公告縦覧中の「利害関係者」としての意見提出 
    提 出 先: 海岸防災課  期間=3週間程度?
    意見提出者: 広ーい意味の利害関係者

 海岸防災課は利害関係者の範囲は限定しないと表明しています。
 
 審査時に利害関係者の妥当性の検討はあるかもしれませんが、「利害関係者」が事業者の都合のいいように、あるいは申請を判断する行政の都合のいいように決められていくことを防ぐことも重要です。制度は私たちがつくっていくもの。昨年、沖縄防衛局に評価書を公開させたこと、公開評価書の市民からの意見書提出の機会、審査会で意見を述べる機会を作っていったことを思いだしましょう!ここは自分はどのスタンスで書けるか各々考えてみてもらいたいと思います。例えば…

○具体的に経済的損失を示すことができる人・団体からの意見

・漁業資源の損失
・観光資源の損失
・エコツアー実施における損失
○市民もこんな視点でも書けると思います。
・辺野古・大浦湾の「自然の恵み」(利益)をレジャーを通して受けてきた。それが失われるという視点
・先祖から受け継いだ豊かな自然を手つかずのまま子孫に受け継いでいきたい/その機会が失われ使命を果たせないという視点
・研究の対象としての利益を受けてきた/それが失われるという視点
・自然保護運動の対象としてこれまで世論や国際社会に訴えてきた/それが失われるという視点
・これからの沖縄の発展に関わる利益の可能性(世界遺産)が失われるという視点
・国連の「健康を享受する権利」や憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が奪われるという視点
・生活者という視点

2. 申請書とともに添付書類として提出される添付図書=「補正評価書」に対しての、専門家や市民としての意見提出
    提 出 先: 環境政策課
    期   間: 数ヶ月 
    キーワード: 「評価書に対する知事意見」「補正評価書」
    意見提出者: 主に専門家、自然保護団体などが中心かな。
             でもアセスに関わってきた人なら誰でも!

内容審査の過程において、意見書を出すことができます。

埋め立てを許可する根拠となるアセスの問題点を示していくことがこの枠組みで提出する意見のポイントでしょう。評価書への知事意見との関連、補正評価書が知事意見に応え切れていないことの指摘が重要です。日本自然保護協会(NACS-J)と沖縄BDがすでに2月12日に沖縄防衛局に提出したような意見がモデルとなると思います。(関連記事下記参照)お知り合いの専門家、学会などへの呼びかけもお願いしたいと思います。

3. 県知事を支える意見書キャンペーン
    提 出 先: 沖縄県知事
    期   間: 数ヶ月 (知事が意見を提出するまで)
    キーワード: 沖縄の民意、基地は要らない、平和、自然をまもれ、etc
    意見提出者: 誰でも

 これはとにかくいやなものはいやだ!おかしいじゃないか!の大規模キャンペーンです。沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団が呼びかけ予定です。

 みなさんに意見を書いてもらえるような情報をこれから提供予定です。
 みなさんも、それぞれぜひご準備ください。
 キャンペーンの集約についてはまたお知らせします。

[関連記事]

2013/02/13
<辺野古アセス>沖縄防衛局へ補正評価書への意見書提出
2月12日、日本自然保護協会と、沖縄・生物多様性市民ネットワークは沖縄防衛局に辺野古アセス補正評価書へのそれぞれの意見書を提出しました。意見書の提出には、日本政府への真摯な対応を求め、これまで辺野古アセスに取り組んできた多くの団体の方が連名してくださいました。

2013/02/20
<辺野古アセス> 日本自然保護協会と沖縄県海岸防災課へ
 日本自然保護協会の安部真理子さんと沖縄BDで、沖縄県海岸防災課の方々にお会いしてきました。
 現在、補正評価書で問題であると私たちが考えている点をお伝えすることと、今後、日本政府から公有水面埋め立て申請が行われたあとの手続きについて、教えていただくためです。特に埋め立て申請の手続きにおいて、意…

2013/02/20
<辺野古アセス>環境政策課と意見・情報交換
 2月14日、日本自然保護協会と沖縄BDで、辺野古アセス補正評価書に関する意見・情報交換のために環境政策課にいってきました。
海岸防災課と同じく、2団体の意見書を説明し、沖縄防衛局とのやりとりについて報告しました。


 



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