朝焼けの中、ハーパーズフェリー(ドック型揚陸艦)から水陸戦車
沖縄の日の出は遅く、明るくなり始めた7時、明けたばかりの辺野古の浜に揚陸艦から15台の水陸戦車が次々吐き出され、リーフを横切って辺野古の浜、キャンプ・シュワブ側に上陸した。
遠くからでも、戦車が黒煙を上げながらリーフ内を走っているのが判る、騒音と油をまき散らし、サンゴを傷つけ、藻場を蹴散らす。座り込みがはじまって、2度このリーフ内で故障し沈没している。
リーフはジュゴンの食草の生える大切な藻場、沖縄のジュゴンは夜活動するため、日没から夜明けの前後は、調査が強行されていたときも、防衛施設局、防衛局でさえ作業を控えていたが、米軍にとってはそんなことお構いなし、美しい砂浜に醜悪な殺人兵器を並ぶ。
昨日と違って穏やかな海、でも、背後の山からは米軍演習の銃声が響いている。米国と日本政府に占領され、戦争の終わらない島。沖の船影が米軍の揚陸艦。基地から戻ったヘリが着艦しようとしている。
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