自衛隊の米軍下請化が進行:追記あり

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2008年11月18日 05:10

今朝は8隻の漁船が海上に展開していますが、そのはるか先では原子力空母、原子力潜水艦を使った大規模な日米合同訓練が行われています。(写真は「追跡!在日米軍」11/15記事より)

米国陸軍、海軍、空軍、海兵隊の下請けを自衛隊が行うため、わずか1ケ月の間に文官、後方部隊も含め、おそらく数万人規模の日米合同訓練、演習が行われています。

これからの『米軍再編』によって、更に自衛隊の米軍化、自衛隊基地の米軍基地化、各自治体、運輸、港湾等に対する軍事的な強制的協力強化が必ず、確実に、進みます。

『米軍再編』を含めた辺野古の問題は、子どもたちの未来へ向けての問題です。アジアに、世界中に銃口を向ける国になることを「誇り」と称する人たちの手に、自分自身を、私たちの子どもを、渡してはなりません。それぞれの場で出来ることはすべて行い、人と人との、人と自然との、豊かな関係性の中でを生きて行く道を強く持たなければならないと思います。

以下、今回見つけることのできた「合同訓練、演習」です。

追記
朝日新聞に、訓練の様子が掲載されました。
米原子力空母、日本配備後初の演習 報道陣に公開
他にもまだまだ多くのことが「日常的に、目に見えないカタチで…」進行しているはずです。
具体的な軍事行動は、rimpeace「追跡!在日米軍」 などご覧下さい。
また、あつこばさんの情報更新も期待しています。

沖縄海域では、11月13日から19日まで米海軍との大規模な演習が行われています。詳細は判りません。
(1)米海軍、航空機約70機、艦艇約20隻(原子力空母ジョージ・ワシントン、原子力潜水艦オハイオを含む)
(2)海上自衛隊、艦艇25隻、航空機約50機

同時期、沖縄空域で、11月18日
(1)米海軍第5空母航空団F18、E2C
(2)航空自衛隊F15、F2
両軍隊が、空母ジョージ・ワシントンを使った訓練を行います。
※「防空戦闘訓練」と位置づけていますが、原子力空母を使用した「防空」などあり得ません。

12月1日から14日の2週間、陸上自衛隊朝霧駐屯地にて、平成20年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)
「陸上自衛隊及び米陸上部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における方面隊以下の指揮幕僚活動を演練し、その能力の維持・向上を図る。」詳細不明
(1)米海兵隊、太平洋陸軍司令部、在日米陸軍司令部、第3海兵師団等約1,200名
(2)陸上自衛隊、東部方面隊等約4,500名

11月28日から12月17日の20日間、陸上自衛隊あいば野演習場、今津駐屯地
「陸上自衛隊及び米海兵隊の部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における連携要領を実行動により訓練し、相互運用性の向上を図る。」ための共同訓練が行われます。すでに、この13日、14日に260名の海兵隊員が軍服姿のまま、「民間チャーター機」で中標津空港に到着しています。
(1) 米海兵隊、約220名
56mm小銃(M16/M4)、7.62mm機関銃(M240)、対戦車ロケット(AT-4・SMAW)、対人狙撃銃(7.62mm・12.7mm)ほか
(2)陸上自衛隊、約200名
89式5.56mm小銃、5.56mm機関銃MINMI、対人狙撃銃、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲L-16、87式対戦車誘導弾、110mm個人携帯対戦車弾(LAM)、120mm迫撃砲RT、155mmりゅう弾砲FH70、74式戦車、支援航空機観測ヘリコプター(OH-6D)、多用途ヘリコプター(UH-1H・J)ほか


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