2012年01月15日

辺野古の「闘いと抵抗」…主体者として、どう国と向き合うか?

ただ「平和を求め、平和を築くため、ここ沖縄の海辺で何百日も、何千日も、抵抗し、座り続け、事実として軍事基地建設を止め続けているという出来事」を伝えたくてブログを続けてきました。
記事の更新が不十分でお伝えできていないこともたくさんあると思います。また、あまり報道や猫の目のように変わる政権、政策には右往左往されたくないので最近取り上げることを控えているのですが・・・この日曜日、田中直紀防衛相のNHK番組で年内着工に言及しました・・・

辺野古の「闘いと抵抗」…主体者として、どう国と向き合うか?

大事な事なのでお伝えしますと、防衛局による粗末な「環境影響評価書」とその「県庁東守衛口年末深夜投げ捨て提出」を経て、辺野古の海を潰すための工事を年内に着工することは、法に則って、十分可能になりました。

「県が環境影響評価書を受け取るのは、法律に照らしあわせても仕方が無いよ」と年末年始、県庁で座っているとき、哀れに無知な方がtwitter上でもコメントされていました。そう滅茶苦茶な運用、解釈であっても国の事業は法に則って行われます。しかし県も県民も創意工夫あふれる抵抗の仕方はいくらでもあるのです。

問題は人間として、国民として、主体者として、当事者として…どうあるか?です。
基地は沖縄県民を苦しめるのみならず、人間を殺し続ける産業、文化を維持し続けるために存在しています。いま闘わないものは、必然的にその事実を受けいれることとなります。わたしたち一人ひとり、殺し合いの産業、文化と向き合うことが出来るでしょうか…

「沖縄の経済は基地なしには成り立たない」「どうせ基地は存在し続けるのであるから、要求するものはしていこう」という者たちだけでなく、抵抗している人たちの中にも「法律を守れ」「正義を守れ」という方々もいます…法律はともかくも、正義って人が人を裁くのにつかってしまうので難しいものですね、それぞれの立場で出来る限りのことをしている仲間を支え合うことが大切ではないでしょうか。

私たちは私たち自身の主体者として生き抜くために、基地建設に非暴力の抵抗を貫きます。それは「法」のためでも「正義」のためでもありません。私たちが私たち自身の主体者となれない法律や正義に対しては、その法律を、正義に抵抗し、破り、変えていくことが必要です。

私たちはここに座り続けています。しかし、非暴力とは、無抵抗を意味するのではありません。
徹底的な非暴力と同時に、力のかぎりの抵抗を行う日が近づいてきています。

力を蓄えてください。
準備を整えてください。

私達のこれまでの長い闘いは沖縄の片田舎の小さな孤独な闘いでした。でもいまは世界中の人々とつながりながらの闘いとなります。世界とつながるのは今回の訪米団派遣だけではありません。一人ひとりが発信可能なネットワークを持ついま、闘い方は大きく変わります。

事実を正確に把握してください。
政府やマスコミに騙されないリテラシーを持ってください。
発信受信の方法を身につけてください。
仲間とつながってください。
発信する仲間を助けてください。

闘いの日々は近づいています。


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