2009年02月17日

アレン・ネルソンさんを支えて下さい!

アレン・ネルソンさんを支えて下さい!先日、お伝えしたアレン・ネルソンさんの病状ですが予断を許しません。
また、カンパも全国から寄せられていますが、沖縄からも彼を支えるための基金を創設いたしましたので、多くの方の協力とカンパをお願いいたします。以下設立趣意書です。

「アレン・ネルソン基金沖縄」設立趣意書

元海兵隊員のアレン・ネルソンさんは、1995年の少女暴行事件に大きな衝撃を受け来沖されました。自らの体験に基づいて、戦争の真実を話し続け、13年間で沖縄・日本各地で2000回を超える講演活動を行って来られました。

そのアレン・ネルソンさんが、今年1月、「多発性骨髄腫」というガンに侵されていることが判明しました。血液と骨髄の中でガン細胞が増殖する深刻な病気です。ベトナムで米軍がジャングルを枯らすために散布した枯葉剤との関連が疑われています。アメリカには国民健康保険制度がなく、ガンの治療には莫大な費用がかかることが予想されます。

当基金は、ニューヨークで病気と闘っているベトナム帰還兵のアレン・ネルソンさんの治療を支援する会です。
全国各地でアレン・ネルソンさんへの支援が始まっています。私たち「アレン・ネルソン基金沖縄」でも募金の呼びかけをいたします。皆さまのご協力をお願いいたします。

2009年2月6日
「アレン・ネルソン基金沖縄」

事務局:新垣誠、古賀徳子、佐藤学、玉城直美
代 表:宜野座映子
連絡は、左バナー「メッセージを送る」よりお願いします。

◆振込先
琉球銀行 石川支店(501) 普通預金 470495
口座名 アレン・ネルソン基金沖縄 代表 宜野座映子

*皆さまからお寄せいただいた募金額はブログ(http://alenokinawa.ti-da.net/)にて随時ご報告させていただきます。なお、経費を最小限にするため、お礼状等の送付はいたしませんのでご了承ください。

◆呼びかけ人(五十音順)
新垣 繁信(沖縄県統一連代表) 新垣 誠(沖縄キリスト教学院大学教員) 新崎 盛暉(沖縄大学名誉教授) 石原 エミ(FM21パーソナリティ) 石原 昌家(沖縄国際大学名誉教授) 糸数 慶子(国会議員) 垣花 豊順(弁護士・琉球大学名誉教授) 鎌田 隆(沖縄国際大学名誉教授) 金城 睦(弁護士) 宜野座 映子(アレン・ネルソン基金沖縄代表) 古賀 徳子(アレン・ネルソン友人) 崎山 嗣幸(沖縄平和運動センター代表) 佐藤 学(沖縄国際大学教員) 高里 鈴代(基地軍隊を許さない女たちの会) 玉城 直美(沖縄NGO活動推進協議会事務局長) 真喜志 好一(建築家) 村椿 嘉信(石川教会牧師) 山内 徳信(国会議員) 山城 博治(沖縄平和運動センター事務局長)

参照:「元海兵隊員の伝えたい思い」
    アレン・ネルソンさん@辺野古テント

アレンネルソンさんについて 詳しくは

アレン・ネルソンさんは貧困から逃れるため1965年に米軍の海兵隊に入隊し、沖縄(キャンプ・ハンセン)での訓練などを経て、1966年から1967年の13ヵ月間、ベトナムの戦場に送られました。訓練で「ベトナム人は人間ではない」とたたきこまれ、彼はベトナムの村を焼き払い、女性や子どもを含むベトナム人を攻撃する作戦に参加していました。そのような中で、偶然ベトナム人女性の出産に立ち会った彼は、初めてベトナム人が同じ人間であることを実感したのです。

1995年の少女暴行事件に大きな衝撃を受けたアレン・ネルソンさんは、再び沖縄を訪れることを決意します。「ベトナム戦争が終わって何十年も経つにも関わらず、なぜいまだに沖縄に米軍基地があるのか」。疑問を持った彼は、米軍基地を沖縄に置き続けることは沖縄の人々にとっても、アジアの人々にとっても、米兵にとっても苦しみの原因であることを訴えました。自らの体験を基に、海兵隊員としての訓練、戦場での極度の緊張、心の傷が後遺症となり、長年にわたって元兵士を苦しめていることを正直に語ったのです。それは私たちが初めて聞く加害者自身の言葉でした。彼が身を削って語った言葉は私たちの魂を揺さぶりました。基地の周辺で育った高校生は、「フェンスの中にはいつもきれいな芝生が生えている。あの基地の中で、米兵が毎日暴力的な人間になる訓練を受けていることを初めて知った。」と感想を話しています。13年の間に彼が沖縄と日本で行った講演は2000回を越えています。

 私たちは、遠い沖縄からアレン・ネルソンさんの回復を祈り、皆さまに募金へのご協力を呼びかけます。さらに、募金をお願いするだけでなく、アレン・ネルソンさんが「人生の最期まで話すことをやめない」と訴えてきた戦争の真実を伝える活動に取り組むことを改めて決意しました。

平和、そして生きるための彼の闘いは続きます。どうぞアレン・ネルソンさんの治療と活動を支えてください。皆さまのご協力をお願いいたします。

2009年2月6日                 
「アレン・ネルソン基金沖縄」
代表 宜野座映子



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Posted by n_n at 16:03 │おしらせ